話題のクラウドファンディングには、複数の投資の種類があります。

クラウドファンディングは、ここ数年で頻繁に耳にするようになった言葉の一つです。
最近では芸能人の利用者が増えたこともあって、さらに注目度が増しています。
そんなクラウドファンディングですが、このサービスが実は複数のサービスの総称であるということはあまり知られていません。
そこで今回は、クラウドファンディングの種類について紹介していきたいと思います。

 

クラウドファンディングの分類

クラウドファンディングで資金を集める

 

一口にクラウドファンディングと言っても、実際にはその種類は1つだけではありません。
まず、クラウドファンでキングは投資型と非投資型に分類することができます。

投資型に該当するのは、投資型貸付型融資型のクラウドファンディングです。
そして非投資型に分類されるのは、寄付型購入型のクラウドファンディングです。

 

また、一般的には寄付型投資型融資型購入型という4つの分類が知られています。
以下では、この中から特に寄付型・投資型・購入型の3つに焦点を当てて紹介していきたいと思います。

 

 

寄付型

寄付型クラウドファンディングとは、支援者があるプロジェクトに対してお金を寄付する形で支援を行うクラウドファンディングのことを指します。
ネット上で行われる寄付行為だと考えればわかりやすいでしょう。

 

クラウドファウンディングの交渉成立

 

「寄付」ですので、支援に使ったお金は戻ってきませんし、何らかのリターンがあるわけでもありません。
日本では、JAPAN GIVINGやReadyforなどが寄付型クラウドファンディングのサービスを提供しています。
寄付型クラウドファンディングのメリットは、公共的なプロジェクトに資金援助という形で参加できるという点にあります。
他のクラウドファンディングと違って、寄付型の場合にはNPOや学校法人、地域自治体などが主催しているものが多いため、必然的に公共的なプロジェクトが多くなるのです。
一方のデメリットですが、これはすでに述べた通りリターンを得られない(見返りが無い)という点になります。
あったとしても写真や感謝状などのものですので、見返りを求めてクラウドファンディングに参加している人には向いていません。

 

 

投資型

投資型クラウドファンディングとは、金銭的なリターンを見込めるクラウドファンディングの総称のことです。
つまり、寄付型とは違って見返りを得られる可能性があるわけです。
投資型クラウドファンディングの代表例は株式型と呼ばれるものです。
これは、企業が未公開株を提供する代わりに資金を募るという仕組みのクラウドファンディングです。

 

クラウドファンディングで投資するか悩む男性

 

このタイプでは、企業はクラウドファンディングを使うことで資金調達を行うことができ、支援者は未公開株に投資することで将来的なリターンを狙うことができます。
投資型クラウドファンディングのメリットは、何と言っても金銭的なリターンを得られるというところにあります。
つまり、投資型クラウドファンディングとは言っていますが、実質的にはクラウドファンディングを介した投資なのです。
一方、デメリットとしては元本割れのリスクがあるという点が挙げられます。
実質的な投資行為であるため、元本割れのリスクは必ず付きまといます。

 

 

購入型

購入型クラウドファンディングとは、支援者があるプロジェクトに対してお金を出資することで、そのプロジェクトによって生まれた商品やサービスを受け取れるクラウドファンディングのことを言います。
投資型とは違って、金銭自体が見返りとなることはありません。
購入型クラウドファンディングのメリットは、商品やサービスという形でリターンを得られるという点にあります。
ですので、そのプロジェクトが成功したかどうかがはっきりと目に見える形で分かります。
一方、プロジェクトが失敗してしまうとリターンを受け取れないというデメリットもあります。